[PR]

 コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部でエボラ出血熱が流行している問題で、隣国のルワンダ政府は1日朝、コンゴとの国境を閉鎖した。自国への感染拡大を防止するためだったが、コンゴ政府は「一方的な決定だ」と反発。午後になって閉鎖は解かれた。

 コンゴ保健省などによると、コンゴ東部ではこれまでに、エボラ出血熱で1800人超が死亡している。流行地域の北キブ州は武装勢力が乱立するエリアで、医療関係者を狙った襲撃事件が起きるなど、封じ込めが難航している。

 世界保健機関(WHO)は先月17日、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言。国際社会に更なる支援を求めたが、各国に国境封鎖などの措置は求めなかった。

 今回のルワンダ政府の決定は、コンゴ東部の大都市ゴマで、エボラ出血熱に感染した鉱山労働者の男性が死亡した後になされた。ゴマはルワンダ西部と国境を接し、両国の商売人が行き交っている。同じくコンゴと国境を接するウガンダなども同様の決定をする恐れがあった。(ナイロビ=石原孝