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 韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は2日午前3時ごろと同3時20分すぎ、東部の永興付近から、日本海に向けて短距離の飛翔(ひしょう)体を2回にわたり発射した。飛翔体の発射は7月25日、31日に続くもので、1週間余で3度は異例だ。

 合同参謀本部によると、今回の飛翔体の高度は約25キロ、推定される飛行距離は約220キロ。韓国大統領府は、今回の飛翔体は31日のものと似ていると指摘。「新型の短距離弾道ミサイルの可能性が高い」とした。そのうえで、北朝鮮が31日に発射したものを、新たに開発した多連装ロケット砲と報じていることから、「米韓でさらに分析している」とした。

 北朝鮮は米韓が5日から予定する合同軍事演習を非難し、中止を求めている。相次ぐ飛翔体の発射は、演習への不満の表れとみられる。改良した武器の性能の向上と確認を行い、軍の士気を高めることで、国内の統治力を高める狙いも強いとの見方もある。

 北朝鮮軍は現在、夏の訓練期間にあたっており、韓国軍は「さらなる発射に備え、動向を監視し、対応態勢を維持している」としている。(ソウル=神谷毅)