[PR]

経世彩民 堀篭俊材の目

 首の筋肉が盛り上がった黒牛が人に引かれて散歩をしていた。東京から南西へ1300キロ以上、奄美群島の徳之島にある鹿児島県伊仙町は闘牛の町として知られる。

 人口約6600人の小さな町は「子宝日本一の町」でもある。1人の女性が生涯生む子どもの数にあたる合計特殊出生率で、2008~12年の平均値は2.81と全国1位だった。昨年の全国平均1.42と比べると倍近い。

 「子どもが4人いると、鹿児島でも驚かれる。でも、ここではふつうなんです」。町内に住む常飛鳥さん(35)は、鹿児島県南九州市出身。闘牛や肉牛を育てる畜産家の夫隆造さん(35)との間に、小学6年の長女から11カ月の次女まで2男2女がいる。

 6月中旬の日曜、飛鳥さん宅にママ友仲間が集まった。町職員の窪田江梨香さん(35)は3男2女、主婦の池上千春さん(32)は女の子ばかり6人、いずれも子だくさんだ。

 「いつでも、だれかが子どもの面倒をみてくれる」と飛鳥さん。この2日前、飛鳥さんの携帯電話が突然鳴った。車で10分のところに住む池上さんから、「美容室に行きたいから、末っ子の面倒をみて」。週1、2回は保育園の送り迎えにいけないときは助け合う。

みんなで育てる

経済という言葉の語源「経世済民」には「世をおさめ、民をすくう」という意味があります。原則、毎週火曜朝に配信するコラム「経世彩民」では、記者が日々の取材を経て思うこと、伝えたいことを色とりどりの視点でつづっていきます。

 くぅわぁどぅ宝。「子は宝」を…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら