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 法務省は2日午前、強盗殺人などの罪に問われ、死刑が確定した男2人の死刑を執行した。山下貴司法相が会見を開いて公表した。執行は昨年12月以来、約7カ月ぶり。元号が令和になってから初めての執行だ。

 死刑が執行されたのは、庄子幸一(64)=東京拘置所=と鈴木泰徳(50)=福岡拘置所=の両死刑囚。それぞれ収容先の拘置所で執行された。

 庄子死刑囚の確定判決によると、神奈川県大和市で2001年、女性2人を相次いで殺害し金を奪うなどした。鈴木死刑囚の確定判決によると、福岡県内で04年末から05年初めにかけて、女性3人を殺害して現金を奪うなどした。

 山下氏は7月31日に執行命令書に署名したことを明らかにしたうえで、「法治国家である以上、確定した司法判断につきましては厳正に執行されなければなりません」と説明した。「死刑が人の生命を奪う峻厳(しゅんげん)な刑罰である以上、その執行に関しては再審事由の有無などについて慎重なうえにも慎重な検討が必要。法の峻厳さと正面から向き合い、執行を命令した」と述べた。

 昨年10月に就任した山下氏にとっては2度目の執行で、執行された死刑囚は計4人となった。第2次安倍政権になってからの死刑執行は16回目で、計38人に執行されたことになる。法務省によると、収容中の確定死刑囚はこれで110人となった。

 法務省は昨年、オウム真理教元幹部計13人など計15人の死刑を執行。同省が執行の事実や人数の公表を始めた98年11月以降では、2008年と並んで執行者数は最多だった。