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 プロボクシングでデビューから約16年をかけた苦労人が世界戦の舞台に上がろうとしている。ハラダボクシングジム(大阪市住之江区)所属の久田哲也(34)。三十歳代に開花した遅咲きで、3女の父でもある。「あきらめろと言われたこともあるけど、ここまで来た。キャリアを拳に乗せて戦います」と話す。

 久田が挑む相手は、世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(25)=ワタナベ=で、10月1日にエディオンアリーナ大阪で行われる。ともに大阪出身だが、経歴でいえば対照的だ。

 13戦全勝(9KO)の王者に対し、久田は45戦34勝(20KO)9敗2分け。久田は次が46戦目で、平成以降では国内ジム所属の世界戦挑戦者としては最多だ。「最遅」で上がる夢舞台にむけ、「やるだけじゃ意味がないけど、決まってうれしい気持ちはある」と1日の会見で、思いの丈を語った。

 堺市出身の久田はもともと格闘技に興味があり、大阪・清明学院高1年のとき、ジムに入門。2003年11月に19歳でデビューしたが、目立たない選手の一人だった。

 25歳のとき、堺市立浅香山中…

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