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 京都アニメーション放火殺人事件で2日に死亡が公表された木上益治(きがみよしじ)さん(61)=京都市伏見区=は「ドラえもん」や「火垂るの墓」、「AKIRA」といった人気映画の原画を手がけるなど業界の第一線で活躍してきたベテランアニメーターだった。

 木上さんは、京アニ最初のオリジナル作品「MUNTO(ムント)」(2003年)で、監督やシナリオを担当。若いアニメーターから尊敬を集め、養成塾でも後進育成にあたっていた。同社の役員を務めるなど、長く同社を支えてきた。

 京都文化博物館の森脇清隆・映像情報室長は「丁寧な仕事が、社の作風である高品質な作画の芯になった」と評価する。

 静岡県藤枝市の自営業、渥美敏彦さん(59)は木上さんと専門学校「東京デザイナー学院」アニメーション科の同期だった。学生寮で相部屋になり、互いに口下手で寡黙だからか、波長が合った。「2歳年上だけど『木上くん』と呼んでいた。好きな絵を毎日描いていたな」と振り返る。

 入学の翌年、2人で家賃を出し合って都内にアパートを借りた。風呂無しの6畳一間。一緒に即席ラーメンをつつき、近くの銭湯に出かけた。宮崎駿監督が手がけたアニメ「未来少年コナン」を見た時、主人公の躍動感を表現した絵の動きに興味津々だった。

 「どうやって描くか、頭の中で思い描いていたのだろう。デッサン力も抜群で、描くのが速い。こりゃかなわないと思った」

 一緒に住んで半年ほど後、木上…

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