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 米国とロシアの中距離核戦力(INF)全廃条約が失効したことを受け、国連のグテーレス事務総長は2日に声明を発表し、「深い遺憾」を表明した。また、「いまの国際安全保障は厳しい環境下にあり、軍備管理や軍縮の合意はますます脅威にさらされている」と指摘した。

 条約の失効で米ロ間の核軍縮条約は、核弾頭や大陸間弾道ミサイルの数を制限する新戦略兵器削減条約(新START)だけとなる。グテーレス氏は声明で、2021年2月に期限が切れる新STARTの延長を求め、「国際的な軍備管理に向けた新しい共通の道筋について、急いで合意点を探る必要がある」と訴えた。(ニューヨーク=藤原学思)