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 第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、49代表の3回戦までの組み合わせが決まった。

Aゾーン

 いずれも堅守が持ち味の広島商と岡山学芸館の隣県対決は接戦が予想され、先取点が試合を左右しそう。9年連続出場の作新学院は、栃木大会5試合で53得点の打のチーム。打率4割以上が6人いる打線は脅威だ。対する今春の選抜大会8強の筑陽学園は、エース西舘が粘って、失点を少なく抑えたい。

Bゾーン

 東海大相模は初戦から難敵だ。7試合で83得点、11本塁打の強打をもってしても、経験豊富な近江の林―有馬の好バッテリーを攻略するのは簡単ではない。高い機動力も意識させながら、どう崩すか。北照は7試合で8失点と右腕桃枝(もものえ)が安定する。チーム打率が4割を超す中京学院大中京の活発な打線を分断したい。

Cゾーン

 花咲徳栄の強力打線は健在。埼玉大会では1番から7番までが打率3割8分以上。対する明石商の右腕中森は150キロ近い直球を投げ、終盤でも球威は落ちない。序盤の攻防がカギを握りそう。宇部鴻城は左腕池村と右腕岡田の試合を作る能力が高い。集中打が得意の宇和島東は、早めに主導権を握りたいところだ。

Dゾーン

 強打の2校が同じゾーンに入った。八戸学院光星は6本塁打、20打点の3番近藤を中心に破壊力がある。3季連続甲子園と場数も踏んでいる。対する誉には中京大中京などの強豪を倒してきた勢いがある。開幕戦独特の雰囲気を味方につけられるか。勝者を待つ智弁学園も3番坂下が5本塁打を放つなど破壊力抜群だ。海星は今夏の6試合のうち4試合を逆転勝ち。近年の経験値で上回る聖光学院に粘り強く食い下がりたい。

Eゾーン

 全国屈指の強打を誇る履正社が一歩リードか。大阪大会4本塁打の4番井上は打率4割と確実性もある。初戦でぶつかる霞ケ浦は、148キロ右腕の鈴木寛が走者をためずに中軸を迎えたい。津田学園にも好投手が。今春の選抜を経験した右腕の前は持ち味の安定感に、最速152キロと力強さも加わった。犠打が得意な静岡は着実に加点を狙う。

 佐賀北は全国を制した12年前と同じ開幕日の登場に。初戦をとって勢いに乗れるか。対する神村学園は右腕田中瞬の安定感が光る。高岡商は昨夏の甲子園経験者4人が引っ張る打線がいい。石見(いわみ)智翠館(ちすいかん)は島根大会決勝でサヨナラ勝ちと粘り強い。接戦に持ち込みたい。

Fゾーン

 経験豊富な智弁和歌山と星稜。この優勝候補2校が中心になる。

 5季連続出場の智弁和歌山。打率4割超の黒川が引っ張る上位打線は、さすがに勝負強い。米子東は左腕森下が得意の内角攻めを徹底できるか。星稜は4季連続での甲子園。150キロ超右腕の奥川をはじめ、場数を踏んだ投手陣が最大の武器だ。対する旭川大は右腕能登の粘りが不可欠だ。

 明徳義塾は例年よりも打線は小粒だが、バントがうまく攻撃の幅が広い。その試合巧者に挑む藤蔭は4番塚本を中心に力強い打撃が特徴だ。37年ぶり出場の立命館宇治は主力に2年生が5人と勢いがありそう。秋田中央も45年ぶりと久々。右腕松平は初舞台で持ち前の安定感を発揮したい。

Gゾーン

 花巻東と仙台育英の2校の実力が目を引く。花巻東は勝負どころでたたみかける。主将で3番の中村勇と4番水谷は2人で18打点を挙げた。対する鳴門は、5試合で48奪三振の左腕西野が粘れるか。仙台育英は、鈴木千と大栄を中心に、継投策で安定した試合ができる。打線も切れ目なく、対戦する初出場の飯山(いいやま)は、岡田、常田、田原の3投手でしのぎたい。

 前橋育英と国学院久我山は好カード。前橋育英の鉄壁の守りを、サインに頼らない臨機応変な攻撃ができる国学院久我山が揺さぶれるか。初出場の富島の勝負強い上位打線が、準優勝した春の北信越大会から波に乗る敦賀気比の勢いを上回れるか。

Hゾーン

 習志野、山梨学院が軸だろう。習志野は激戦の千葉で厳しいマークをはね返した。チームの経験値も成熟度も高い。沖縄尚学は沖縄大会決勝の興南戦で全国屈指の好左腕、宮城大への対策を実らせて8得点。どんな策を練って、選抜準優勝校に挑むか。

 春夏連続出場の高松商も好左腕香川を中心に力がある。香川は投球術が高く、リズムに乗せると手ごわい。5試合で50得点と打撃好調の鶴岡東は工夫が必要だ。

 通算53本塁打の野村、打率5割2分超の菅野(かんの)らが並ぶ山梨学院は打線が強力。ただ、投手力には不安を残すだけに、熊本工は3投手を駆使して接戦に持ち込みたい。日本文理と関東一は好ゲームになりそう。

     ◇

 準々決勝はA~Dゾーンの勝者で2カード、E~Hゾーンの勝者で2カード。準々決勝と準決勝の組み合わせは、3回戦と準々決勝の勝ちチーム主将が各試合直後にくじを引いて決める。