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 「復興五輪」を掲げる2020年東京五輪まで1年を切り、海外メディアが福島県内の五輪関連施設を視察した。東日本大震災の被災地が復興する姿を世界に伝えてほしい、と東京都が企画したツアー。外国人ジャーナリストの目にはどう映ったのか。

 8月2~3日の1泊2日のツアーに参加したのは、欧米や香港などのメディア17社の記者ら約25人。2日は、スポーツ施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を訪れた。原発事故の作業拠点となって休業していたが、今年4月に全面再開し、聖火リレーの出発地点になることなどの説明を受けた。

 東京電力の社員でかつて同社の女子サッカーチームの選手だった増田亜矢子さん(44)も質問を受けた。「私たちの会社がしたことは地元の人にとって裏切り行為。あってはならない事故を起こし、申し訳ない」と語る増田さん。日系ブラジル人のジャーナリスト葉山ネイデさんは「事故後、東電を辞めてもよかったのに誠意を持って復興に取り組んでいて胸を打たれた」と話した。

 参加者は、福島県原子力安全対策課の担当者から廃炉作業や汚染水対策について説明を受け、五輪で野球などの試合が行われる福島市のあづま球場では世界少年野球推進財団理事長の王貞治さんからも話を聞いた。原子力安全対策課の担当者は「チェルノブイリとは違う。安全に管理されている状況を理解してほしい」と語った。スペイン語版ニュース「インターナショナルプレス」のペルー人記者、ナンシー・マツダさんは「復興の早さに驚く。ペルーでは大地震があったら復興しない状況が続く」と話した。

 一方、ドイツ人ジャーナリスト…

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