【動画】関西遺産 健康草履 児童が上履き代わりに=田中章博撮影
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「まだまだ勝手に関西遺産」

 私は扁平(へんぺい)足で革靴がとくに苦手。妻は外反母趾(ぼし)を患い、普段から履物に気をつけている。すると、聞き捨てならない話を聞いた。「健康草履」なるものが奈良にあるらしい。

 信貴山を挟んで大阪府と隣り合う奈良県三郷(さんごう)町。人口2万3千人。地場産業は草履づくり。この町に育ち、各地の草履産地に詳しい長崎県立大の竹田英司准教授(47)によれば、最盛期の1970年代、町には製造から下請けまで、600を超す事業者があった。

 健康草履は地元職人による「ミサト履物協同組合」が手掛ける。その名は「ケンコーミサトっ子」。子ども向けと思いきや、大人向けもある。地元に二つある小学校では、上履きの一つに「指定」されていた。

 三郷北小を訪ねた。校舎内では…

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