北沢祐生
ハンセン病回復者で作家の伊波(いは)敏男さん(76)を囲む読書会が4日、長野県佐久市であった。19年ほど暮らした上田市からこの秋、住まいを故郷・沖縄に移す伊波さん。ハンセン病や沖縄の問題などに触れ、「無関心のつけが日本はあまりにも多くないか。無関心こそを恐れてほしい」とのメッセージを託した。
ハンセン病をめぐっては先月、政府が控訴を断念し、元患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決が確定した。伊波さんは「どういう救済策、啓発活動をとるのかを見ないと、評価はできない」と述べた。
ハンセン病への根強い差別や偏見があった半世紀も前に、伊波さんは回復者であることを明かして社会福祉施設で働き、不条理と対峙(たいじ)してきた。上田に移住後、2001年から県内で始めた講演は約300回。県教委の依頼もあり、7割は中学校でだった。
そうした生き方の原点は、産土…
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