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 朝鮮半島の有事を想定した米韓合同軍事演習が5日、韓国周辺で始まった。鄭景斗(チョンギョンドゥ)国防相が明らかにした。7月25日と31日、8月2日と1週間あまりに飛翔(ひしょう)体を3度発射した北朝鮮は演習の中止を強く求めており、追加発射の可能性に備えた監視態勢を強化しつつの演習となる。

 2017年まで例年8月に実施してきた「乙支フリーダムガーディアン(UFG)」の規模を縮小した内容で、期間は2週間程度。北朝鮮の「労働新聞」は訓練を行えば「取り返しのつかない重大な結果を招くことになる」と警告している。

 米韓は、昨年6月のシンガポールでの初めての米朝首脳会談などを受け、昨年は夏の大規模な米韓合同軍事演習を中止した。毎春に続けてきた大規模な米韓合同軍事演習も終了し、規模を縮小した別の演習に切り替えた。

 ただ、北朝鮮は縮小した軍事演習も、南北や米朝間の「合意違反」と非難。特に最近、米国から最新鋭ステルス戦闘機F35を導入した韓国について、「朝鮮半島の平和の雰囲気を破壊する張本人」(労働新聞)と批判を強めている。(ソウル=武田肇)