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 海水浴客でにぎわう浦富海岸(鳥取県岩美町)。シュノーケルで潜ってみると、黄色が映える2種類の魚が泳いでいた。

 顔が迷路のような模様をしているのはオハグロベラ。岩礁域などに生息する温帯に適したベラ科の魚だ。ベラ科はメスからオスに性転換し、赤茶色から鮮やかな色彩に変化するという。

 2匹一緒に泳いでいたカゴカキダイは、4月に潜ったときにも見られた。例年は秋ごろに南の海から暖流に乗ってやってきて、冬を越せずに死滅する。山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館の学芸員太田悠造さん(35)は「(昨冬は)水温が高めの暖冬だったため、越冬したのではないか」と話す。(ライター・田中泰子)