[PR]

 販売が近く終了する独フォルクスワーゲン(VW)の小型車「ザ・ビートル」の販売が最近、国内で増えている。VW日本法人によると、今年1~6月期の販売実績は前年より3割増え、終了を惜しむファンが今のうちに新車を買おうと「駆け込み」でディーラーを訪れているようだ。

 ザ・ビートルの特徴的なデザインのもとになったのは、かつての名車「タイプ1」だ。第2次大戦前のナチス・ドイツの国民車構想の下、フェルディナント・ポルシェ博士が設計し、戦後に欧米を中心にベストセラーとなった。丸みを帯びた独特の形状から「ビートル(かぶと虫)」の愛称で親しまれた。

 タイプ1は1970年代末、当時の西ドイツで生産を終了。その後もメキシコで長くつくられた。

 このタイプ1の独特のデザインを現代的にアレンジした2代目の「ニュービートル」は98年に登場。車体後部にエンジンがあるタイプ1とは異なり、車体前部にエンジンがある一般的な前輪駆動車で、かつての「かぶと虫」を思わせる愛らしいデザインが人気を集めた。

 3代目にあたる現行の「ザ・ビートル」はその後継車にあたり、日本では2012年に発売。やはり人気車となったが、「モデルサイクルの区切りを迎えた」(VW日本法人広報)として、18年9月に生産終了を発表。今年7月10日、メキシコでの生産を終えた。

 ザ・ビートルは、13年に日本国内で年1万台以上が売れたが、ここ数年は年間4千~5千台で推移していた。車は通常、新型が売り出されてから年数がたつごとに販売台数が減っていくため、販売減少は不思議な話ではない。

 ところが、生産終了が発表された後の今年1~6月期の販売台数は2365台で、前年同期より31%も増えた。生産終了に合わせ、新色や限定色の特別仕様車を投入したキャンペーンも効果があったようだ。VW日本法人は残りの在庫数を明らかにしていないが、在庫がなくなり次第、新車の購入はできなくなる。

 ザ・ビートルがなくなった後、…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら