被爆死した女性の愛用ピアノ、韓国へ 音色で伝える記憶

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佐々木亮
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 広島原爆で亡くなった女性の愛用した被爆ピアノが10日、韓国・釜山で奏でられる。曲に合わせて原爆詩も朗読される。ピアノの傷と音色を通して、あの日、キノコ雲の下で起きたことを伝える。

 ピアノを愛用したのは、19歳で被爆死した河本明子さん。米国で生まれ、両親とともに広島へ移った。1945年8月6日、建物疎開の作業中に原爆に遭い、翌日、亡くなった。自宅にあったピアノは、爆風でガラスの破片を浴びた。広島の一般社団法人「HOPEプロジェクト」によって2005年に修復され、各地で演奏されている。

 釜山でのコンサートは、在日韓国人のピアニスト崔善愛(チェソンエ)さんが演奏し、舞台「父と暮せば」で広島で被爆した娘を演じた俳優の斉藤とも子さんが原爆詩を朗読する。前日の「長崎原爆の日」の9日には長崎での公演も予定している。

 崔さんと斉藤さんは、これま…

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