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 楽器作りで培った技術を生かし、遠州地方の中小企業が協業してスマートフォン用の木製スピーカー兼スタンドを作り、都市部の外資系ホテルへの販売に乗り出す。1台7万200円(税込み)の高級品で、「伝統の技術にこだわった物語を売り込みたい」と意気込む。

 中心になった企業は、浜松市中区の木工塗装メーカー「ピアックス」。1963年創業で、ピアノメーカーの下請けとして塗装仕上げを手がけてきたが、2005年に生産台数の減少で撤退。今は社員6人で、高級家具など住宅関連を中心に事業をしている。3代目の小原林太郎社長(47)は「伝統の技術を生かした商品を世に出したいと思っていた」といい、技術力のある企業との協業を模索し、開発に3年かけた。

 完成した製品は、スマホを置いて音楽を聴いたり動画を見たりすると、木との反響で音量が大きくなる。特にボーカルなど人間の声の音域がよく聞こえるようになるという。高級感のある仕上げで、曲線のデザインにも工夫をこらした。使わないスマホを収納する家具としても映える。

 工程は、音響設計、形状デザイ…

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