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患者を生きる・眠る「夜間頻尿」(1)

 なぜ、夜中に何度もトイレに行きたくなるのだろう――。

 京都市の徳田美保(とくだみほ)さん(80)が気になり始めたのは、70歳になったころだった。

 午前0時過ぎに寝床についてから朝8時ごろまでに、何度も尿意を感じて目が覚める。毎晩3回、多いときは5回ほど繰り返す。一度トイレに立つと、寝床に戻ってもすぐには眠れず、日中はいつも眠かった。

 同居する長男の康敏(やすとし)さん(42)も、母の様子が少し気がかりだった。司法書士の仕事を終えて、帰宅後の午前2時過ぎ。2階の自室でまだ起きていると、1階で美保さんがごそごそと起き出す音が聞こえる。「こんな時間にまだ起きているのか」。しばらくすると、トイレの水が流れる音。そんなことがこの時期、幾度となくあった。

 だが、なぜトイレが近くなったのか、美保さんに思い当たる節はなかった。

 30年以上、公務員で事務職に…

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