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 終戦から74年目の夏。戦争体験者が減り続け記憶も色あせていくなか、軍都として栄えた熊本の歴史を伝えていこうと、県内の戦争遺産をバスで巡る日帰りツアーが開かれた。そこには、国民を戦争へ駆り立てたものや、米軍機の影におびえた暮らしを感じさせる痕跡が残っていた。

 熊本で平和資料館の設立などを目指す市民団体「ピースくまもと設立準備会」の高谷和生事務局長(64)と熊本市北区の旅行会社「旅のよろこび」の宮川和夫代表(56)らが昨年に続き企画。県内外から30人が参加して4日に開かれた。「戦争というと広島や沖縄であったことのようにイメージされるが、足元にある戦争遺産に目を向けることで、遠くで起きた出来事ではないと感じてもらいたい」と高谷さんは話す。

 ツアーでは、戦時中に県内出身者で構成された歩兵第13連隊の食堂として使われ、現在は熊本学園大の第2体育館となっている建物(熊本市中央区)や、民間操縦士の養成所として造られ、終戦間際に特攻機の中継基地となった黒石原(くろいしばる)飛行場跡(合志市)、県内最大の飛行場だった菊池飛行場跡(菊池市)に残る給水塔や正門などを見学し、かつて黒石原飛行場で訓練をうけた元航空兵の体験談も聞きながら、約8時間で7カ所を見学して回った。

 黒石原飛行場跡には、戦前に全…

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