大阪)できたぞ堺の新土産 蜻蛉玉職人と高校生がタッグ
加戸靖史
百舌鳥(もず)・古市古墳群の世界文化遺産登録にわく大阪府堺市に、新たなお土産が誕生した。長い伝統があるガラス工芸・和泉蜻蛉(とんぼ)玉の技術を守る山月工房が手作りした古墳形の香立てと、府立堺工科高定時制の生徒たちが手がけたお香をセットにした「時越香(ときおいのかおり)」だ。
高さ2センチほどの香立ては前方後円墳をかたどった。職人の松田有利(ゆり)子さん(51)はお堀の水をイメージした青色を基調に、粉砕した緑のガラスをまぶし、墳丘を覆う樹木のもこもこした感じを出している。
お香は火をつけなくてもブドウのよい香りがする。古市古墳群に近い河内ワイン(羽曳野市)のワイナリーから提供されたブドウの皮を練り込んだ。
堺商工会議所が昨夏、堺の新…