拡大する写真・図版チャベス前大統領とマドゥロ大統領が描かれた壁の前で踊る子供たち=5月20日、カラカス、竹花徹朗撮影

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 朝日新聞の特派員はニュースの現場を訪ねることにこだわりを持っています。行かないとわからないことがたくさんあるからです。トランプ氏に熱狂する米ラストベルト、中国の「再教育施設」、戦地に密入国する若者、右翼の台頭するドイツ、貧困にあえぐ「石油大国」――。数々のルポから、えりすぐりの5本を紹介します。

「もう一つ」の米国

拡大する写真・図版「かわいく写真を撮らないと、あなた大変なことになるわよ」とポーズを決めたヘザーさん=2018年12月26日、ペンシルベニア州ルザーン郡、金成隆一撮影

 2016年アメリカ大統領選挙で巻き起こった「トランプ旋風」。その実態を取材し続けてきた金成隆一記者が、ふたたびラストベルトを訪れました。ファストフード店やバーを訪ね歩いて聞いた、「普通のアメリカ人」たちの気持ちとは。

ウイグル族女性の涙

拡大する写真・図版職業技能教育訓練センターで電気配線の実習に取り組む入所者=4月17日、新疆ウイグル自治区カシュガル地区、冨名腰隆撮影

 少数民族のウイグル族を弾圧していると国際的な批判が強まる中国。このほど、人権侵害が疑われる「訓練センター」を内外メディアに公開しました。ですが、取材は政府・党関係者の監視下。視線を気にする入所者から何を聞けるか……。冨名腰隆記者が注目したのは、ある女性が書いたメモ書きでした。

密入国の最前線

拡大する写真・図版自身の顔写真を持ち歩いていたムハンマド・イドリスさん=2019年2月15日、ジブチ中部タジュラ、高野裕介撮影

 2015年から内戦が続き、「世界最悪の人道危機」とも呼ばれる中東のイエメン。戦渦を逃れようと母国を離れる人が18万人にも及ぶ国に、あえて入ろうとする人たちがいます。彼らはアフリカからやってきた若者。その本人たちや暗躍する密航業者に、高野裕介記者が直接取材しました。

ドイツが抱える不安

拡大する写真・図版「外国人は出ていけ」と叫ぶ極右の抗議デモ=2018年9月9日、ザクセン・アンハルト州ケーテン、高野弦撮影

 旧東ドイツで、国家主義を掲げる右翼勢力が急激に勢力を伸ばしています。ベルリンの壁崩壊から30年、かつて独裁の下で自由を渇望した人たちに、何が起きているのでしょうか。高野弦記者が各地を巡ると、経済的な理由や、歴史への向き合い方の違いが浮かんできました。

石油大国の裏切り

拡大する写真・図版気温30度を超す中、部屋のベッドに横になるセグンド・ダーウィンさん。電気は断続的にしか供給されない=2019年5月25日、ベネズエラ北西部マラカイボ、竹花徹朗撮影

 世界最大の石油埋蔵量を誇ってきた南米の国、ベネズエラ。ですが、政情不安と経済の混乱が続き、約400万人が国外に逃れたと言われています。現地で何が起きているのか。岡田玄記者が見たのは、停電の闇の中で極限までやせ細り、あばら屋のマットレスに横たわる人びとの姿でした。

(今さら聞けない世界)