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 急にメモの必要が。でも、ペンはあるのに紙がない! 仕方がないから手に書いた――。そんな経験、ありませんか。医療や介護、宅配業者など、とっさに大事な情報を書き留めなければならない人たちの「あるある」がヒントになってできたのが「wemo(ウェモ)」です。20万本を売り上げたアイデア商品は、苦境に陥った下請け企業が活路を求めて打って出た初挑戦によって生まれました。

身につけるメモ

 wemoは手首に巻くバンド型で、シリコーン製。右利きの人なら、左手に巻いておけば、とっさの時に右手で書き込める。まさに「身につけるメモ」だ。油性ボールペンの字はぬれても消えず、消しゴムや指でこすると消える。日に3回消しても4~5年もつという。

 開発したのは、スマートフォンやパソコンなどの部品になったり、その製造工程で使われたりする「機能性フィルム」のメーカーのコスモテック(東京都立川市)。一昨年秋に売り始めた。「1万本出ればペイするかな」と高見澤友伸社長(49)は考えていたが、看護や介護、救急、農業の現場のほか、宅配ドライバーや図書館司書にも広まり、20万本が売れた。

 1989年の創業以来、長くメ…

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