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 地域の話題から世界のニュースまで、幅広いテーマのイラストを描いて店先に毎日掲げる老舗眼鏡店が、福岡市・六本松にある。絵は商売とは無関係のものばかり。この10年ほどで学生街から雰囲気が一変した六本松。絵には「街角から人と人との会話が生まれてほしい」という店主の願いが込められている。

 8月1日朝、市営地下鉄六本松駅のすぐそばにある店先に、ヒマワリやヤシの木、スイカなどが描かれたメッセージボードが立てられていた。「8月になりました。引続き暑いですが、お身体(からだ)どうぞご自愛下さいませ」と手書きのメッセージも添えられている。

 水性ペンで描くイラストは毎日変わる。前日の7月31日もギラギラした太陽と「酷暑」の文字で熱中症への注意を呼びかけた。近所にある福岡大大濠高校野球部の選抜大会出場(2017年1月28日)といった地域の話題から、トランプ氏の米大統領就任(17年1月20日)という世界的ニュースまで、取り上げるのは商売以外「何でもあり」だ。

 描いているのは、創業55年になる「メガネの光和堂」の2代目社長、大島達男さん(57)。5年ほど前からほぼ毎日描いてきた。「絵心なんてなかったけれど、続けてたら意外と楽しくなっちゃって」

■砂漠のような街、なんとか…

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