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 北海道の世界自然遺産・知床は、希少な動植物の生息地として知られるが、実は道内屈指の星空スポットでもある。知床連山の尾根筋にある知床峠(標高738メートル)の駐車場から、晴れた夜に空を仰ぎ見ると、それはまるで天然のプラネタリウムのようだ。

 知床峠から最も近い街は直線で約8キロの羅臼町。そこから峠までは人工の明かりがほとんどなく、肉眼で鮮やかな天の川を見ることができる。さらに知床連山最高峰の羅臼岳(同1661メートル)の左上には北極星が輝き、星空が回転する様子も撮影可能だ。

 新月やその前後の月の光の影響が少ない夜が観賞に向いていて、この時期には深夜まで満天の星を眺める人の姿が見られる。(神村正史)