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(6日、高校野球 八戸学院光星9-0誉)

 開幕試合を快勝した八戸学院光星。もう一つの戦いにも勝っていた。3季連続で甲子園に乗り込んできた東北の強豪。しかし、今夏の青森大会6試合、主将武岡は先攻後攻を決めるじゃんけんで6連敗を喫していた。

 この日は違った。「開会式があり、始球式もある。先発投手には準備が難しい。今日はどうしても先攻をとって欲しかった」と仲井監督。武岡はじゃんけんに勝ち、監督の思惑通りに先攻をとった。

 自身は1番打者。一回表の攻撃では死球で出塁し、6番下山の満塁本塁打による先制劇を呼び込んだ。好打の遊撃手はその後も2本の適時打を含む3安打を連ねた。

 試合後、じゃんけんの結果を問われると「勝ったんです」とにっこり。もう一つ、勝ちたい理由があったそうだ。「監督からも先攻をとるように言われていたんですが、自分自身、どうしても始球式の打席に立ちたかったんです」

 開幕戦で始球式を務めたのは、プロ野球中日などで名手としてならした井端弘和さん(44)。うれしそうに続けた。「個人的な思いなのですが、有名な内野手でずっと井端さんの始球式を楽しみにしていたんです。投球? 本当に速かったです」(竹田竜世)