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 南緯14度。浜辺にはヤシの木が茂り、サンゴ礁の海は陽の光を受けてキラキラと輝いている。

 ここは南太平洋上にある米領サモアの主島ツツイラ島。米領サモアはツツイラ島を含む五つの島などからなりたち、人口は約5万5千人。米国の準州であるものの、私が働く首都ワシントンDCから約1万1千キロも離れ、米ハワイ州とニュージーランドのほぼ中間地点にある。

 島の高台に登って天然の港・パゴパゴ港を見下ろす。湾は内陸側に深く切り込み、熱帯雨林の木々が茂る山々が海岸線に迫る。ツツイラ島は火山島であるため、こうした独特の地形が生まれた。

 「湾内はとても波が穏やかでシュノーケリングにはぴったりですよ」

 米領サモア商務省で働くマイケル・マクドナルドさんがこう語った。島に日本人が来ていると聞き、案内役を買って出てくれた。ツツイラ島の一部などは米領サモア国立公園に指定され、手つかずの自然が残る。米国内で唯一、南半球にある国立公園だ。

サモア版セビーチェ?

 マクドナルドさんが地元で人気のレストラン「スティーブン・アンド・サンズ」に連れて行ってくれた。テイクアウト専門のお店で、お昼時に大勢の地元客でにぎわっていた。

 冷蔵庫には「フレッシュ オカ」と書かれた貼り紙が張られ、カップ入りの白色のスープが冷やされていた。新鮮なカジキの切り身と野菜をココナツクリームであえたサモアのローカルフードだ。一つ4.95ドル。トマトやネギも入っており、南米料理の魚介と野菜のマリネである「セビーチェ」のようにも見える。

 「『オカ』はハワイ料理の『ポ…

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