【動画】老舗の「安岡酒店BLUES」 地酒と音楽を楽しむイベント=湯川うらら撮影
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 ほどよく冷えた土佐の地酒を一口すする。こよいのさかなはロックか、それともブルースか。「安岡酒店BLUES」(高知県高知市九反田)の店主安岡博さん(57)は閉店後、店内で一人晩酌を楽しむ。酒瓶を手に酒と一緒に並ぶ約2千枚のLPレコードから、いま聴きたい一枚をつまみ出す。

 この日は、「安芸虎 山田錦 純米酒」(精米歩合80%)を選んだ。合わせたのは、ブラインド・ウィリー・マクテルの「ラヴィング・トーキング・ブルース」。1930年ごろの弾き語りのブルースだ。

 「労働者階級の悲哀」を歌った切ない響きが、コメの力強さを感じさせる素朴な味わいの純米酒に絡む。「酒屋になって良かったと思う瞬間かな」

 大学卒業後、大手ビールメーカーを経て1916年創業の酒店を両親から引き継いだ。11年前、店の改装を機に、妻の律子さん(55)と相談しながら日本酒専門店にした。今では県内すべての19蔵の酒を扱い、店内には約400本の日本酒と焼酎を常時そろえる。

 「お客さんと音楽の話をしたい…

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