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 福井県坂井市で5月下旬以降に生まれた野外コウノトリのヒナ4羽すべてが、巣立った。県によると、県内で野外繁殖したコウノトリのヒナが巣立つのは58年ぶりという。

 4羽は、7月26日夕に1羽目のメス、同27日朝に2羽目のメス、8月2日早朝に3羽目のオス、6日午前中に4羽目のオスの巣立ちが確かめられた。

 県によると、県内で生まれたヒナが巣立つのは、1961年の小浜市国富地区以来という。今後、秋ごろまで親鳥に餌の取り方などを教わり、独り立ちしていくと見られる。

 県は、コウノトリを刺激しないために、観察時は150メートル以上の距離を保って静かにする▽撮影はできるだけ車や建物の中から▽周辺住民のプライバシーに配慮する▽餌を与えない、などを呼びかけている。(南有紀)