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 鹿児島県姶良(あいら)市蒲生町の家具店の駐車場で、ツバメのひなが育っている。巣にしているのは、カップ麺の容器だ。

 巣がある「岡家具店」の岡なつみさん(55)によると、6月下旬、親ツバメが店の従業員用駐車場の天井付近に巣を作り始めた。だが、運ぶ土がうまくくっつかず、床に落ちてしまっていた。

 カップ麺の容器が巣代わりになるのでは、と長女から提案されたなつみさんが、長男総一郎さん(29)にカップ麺「日清のどん兵衛」を食べさせ、空となった容器を天井の蛍光灯に粘着テープで取り付けた。すると翌朝から、親ツバメが枯れ葉などを入れ始め、7月上旬には5羽のひながかえったという。

 ひなは順調に育ち、ここ一週間は夜にしか巣に戻らないという。なつみさんは「間もなく巣立ちの時期。元気に育って、また来年帰ってきてほしい」。(井東礁)