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 インドとパキスタンにまたがる係争地カシミール地方をめぐって、インドが自国側の少数派イスラム教徒が多数暮らすジャム・カシミール州の自治権を剝奪(はくだつ)した背景には、モディ首相が掲げる「ヒンドゥー至上主義」がある。支持者らは大喜びするが、パキスタンとの紛争が再燃する懸念が出ており、国際社会は事態を注視している。(奈良部健、バンコク=乗京真知)

帰属めぐり対立の歴史

 「今日こそが真の独立記念日だ」「一つのインドがようやく実現した」――。インドでは、自治権をめぐる今回の決定を歓迎するSNS上の書き込みが多くみられた。与党インド人民党の元閣僚は、同国の多数派ヒンドゥー教徒を中心とした多くの「国民の悲願が実現」したと喜んだ。

 1947年のインドとパキスタンの分離独立で最大の問題として残ったのが、カシミール地方の帰属。当時、多数派のイスラム教徒住民はパキスタンへの帰属を望んだが、ヒンドゥー教徒の藩王はインドへの帰属を表明した。そこでインドが併合のために憲法で後に認めたのが、特別な自治権だ。ただ、その後も独立やパキスタンへの編入を求める動きは続いている。

■選挙圧勝を追…

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