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 東京五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日に開催される。順大時代に箱根駅伝の山上りで活躍し、“山の神”と呼ばれた今井正人(35)=トヨタ自動車九州=は出場選手中2番目のベテランとなった。山あり谷ありのマラソン人生を経て、MGCにかける思いを聞いた。

 「キプチョゲと同級生なんですよ。足元にも及ばないけれど、彼のような存在がいることは大きい」。年齢のことを聞くと今井は、2時間1分39秒の世界記録保持者の名前をあげた。MGCではロンドン五輪代表の中本健太郎(36)=安川電機=に次ぐ年長者となる。

 順調なマラソン人生とは言い難い。2008年の北海道でマラソンデビュー。今年の東京まで15レースを走っているが、五輪、世界選手権の出場はない。15年北京世界選手権の代表には選ばれたが、大会前に髄膜炎にかかり、欠場を余儀なくされた。

 「命を落とすのかなとさえ思った病気だった。だから歩けた時は生まれ変わった、と実感した」。復帰後もいまひとつの成績が続いたが、本人は常に前向きだった。「周りの評価は厳しかったかもしれないが、僕としては1レース、1レース成長していた。器用じゃないから課題を一気にクリアできなかった」

 心の中には福島・原町高時代の決意がある。

 畑中良介監督(当時)に「世界…

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