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 ビール大手の2019年6月中間決算が7日までに出そろった。4社のうちアサヒグループホールディングス(HD)を除く3社が増収だった。ビール系飲料の国内市場が縮小する中、高級ビールや海外事業、医薬事業などに注力した。

 サントリーHDは、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が国内で好調。ウイスキーの販売は国内外で伸びた。加工食品事業の売却益を前年同期に計上した反動で、純利益は前年同期比19・7%減の600億円だった。

 キリンHDは子会社の協和キリンが手がける海外での医薬販売が好調だった。豪州の飲料事業で特別損失を計上し、純損益は73億円の赤字だった。

 サッポロHDの純損失は前年同期の25億円から8億円に改善した。「黒ラベル」の国内販売が堅調。広告宣伝費を見直したことも効いた。

 アサヒグループHDはビール系飲料の国内販売が振るわなかった一方、単価の高い高級ビールの欧州での販売が好調。純利益は1・9%増の615億円だった。(長橋亮文)