北海道)道立高の願書、性別欄廃止へ 来春入試から
芳垣文子
北海道教育委員会は7日開かれた同会議で、道立高校の入学願書でこれまで設けていた性別欄を廃止することを決めた。今の中学3年生が受ける来春の入試から実施する。性的少数者(LGBT)など多様な性のあり方に配慮する。
道立高校の願書には受験生の住所、氏名、生年月日、中学校名などのほか、これまで性別を記入する欄があった。道教委は今回、道立学校学則の一部を改正し、入学願書の様式から性別の欄を削ることを決めた。改正の趣旨は「個人の性的指向や性自認の多様性への適切な配慮が求められていることに鑑み、性的少数者への配慮を進めるため」としている。
合わせて、道立中高一貫校の登別明日(あけび)中等教育学校の中学入学段階で実施している選考検査でも、性別欄を廃止する。また道立特別支援学校高等部の入試についても、同様に性別欄を廃止する方針。
札幌市立高校については、同…