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 ホルムズ海峡周辺でイランと米国などの緊張が高まる中、イランが外国船を「拿捕(だほ)」、あるいはイランの船が拿捕されたというニュースを最近、よく耳にします。イランの革命防衛隊に石油タンカーを拿捕されたイギリスからは「違法だ」「海賊行為だ」と非難の声が上がっていますが、拿捕ってどういう状態? 拿捕されたらどうなるのか? 国際法や海洋法に詳しい東京大学大学院総合文化研究科の西村弓教授にお話を聞いてみました。過去には日本船が拿捕され、国際裁判で争われたケースもありました。

    ◇

 ――そもそも拿捕って、なんですか?

 一言で言えば、軍艦やその他の政府の船が「船舶の運航を止めて、その船を自国の支配下に置くこと」を拿捕と言います。法的根拠は、領海なのか、公海なのか、海のどの地点での話なのかにより変わってきますが、どういう条件で拿捕が可能かについては、国連海洋法条約という国際条約に定めがあります。例えば、沿岸国の警察が、違法操業をしている漁船を拿捕するというのが典型例です。

 ――何をしていたら拿捕されるのでしょうか。

 場所により異なります。海は、沿岸から12カイリまでが領海、24カイリまでが接続水域、200カイリまでが排他的経済水域、その外側が公海と分けられています。排他的経済水域の下の海底や地下が、国際法上、大陸棚と呼ばれています。

 領海だと、沿岸国の主権が及ぶ…

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