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 サッカーJ1大分トリニータのFW藤本憲明選手(29)が、J1ヴィッセル神戸に完全移籍することが決まった。今季8ゴールを挙げている中心選手。大分は現在リーグ6位、神戸は15位。早ければ10日に昭和電工ドーム大分である両チームの対戦に出場する。

 藤本選手は大阪府出身。鹿児島ユナイテッドFCから大分入りした昨季は、チーム最多タイの12ゴールでJ1昇格にも貢献した。今季はリーグ開幕戦で2ゴール、第6節までに6ゴールを挙げて、チームのスタートダッシュの原動力になった。

 JFL、J3、J2、J1と経験した全カテゴリーの開幕戦でゴールを記録。苦労を重ねながらステップアップし、花を開かせた選手として注目を浴びた。大分への愛着も強く、「眠れなくなるほど悩みました」「必ずトリニータはJ1残留できると信じていますし、僕も成長してきます」とチームを通じてコメントした。

 片野坂知宏監督は慰留の話し合いがあったと明かしたうえで「非常に痛い戦力を失う。残念ですが、これまでの貢献に感謝し、決断を尊重し送り出したい」。榎徹社長は「選手の意思を尊重するのが第一だと考えている。結果をしっかり受け止め、活躍を期待している」との談話を発表した。(寿柳聡)