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 中国が北極圏での経済開発に関与を強める中、中国との協力を熱望する地域が米国内にも現れている。極北のアラスカ州は地域活性化の切り札として、大規模な資源開発に中国からの投資を呼び込むことを計画。米中対立が激化する中で頓挫したが、北極圏では資金力のある中国を歓迎する声が強まっている。

 ツンドラを吹き抜ける潮風には、かすかにオイルの臭いが混じる。米アラスカ州プルドーベイは、北極海に面した北米最大の石油基地だ。冬は零下40度を下回るが、7月に訪れると、石油掘削施設の脇で、ジャコウウシやカリブー(トナカイ)が、わずかに生えた草をはんでいた。

 1977年に原油の商業生産が始まったプルドーベイ。油田以外に、豊富な天然ガスも埋蔵されているが、開発は進んでいなかった。出荷するには、アラスカ半島を縦断する約1300キロのガスパイプラインを港のある太平洋まで造る必要がある。

 総事業費は約434億ドル(約4兆5千億円)で、採算が疑問視されてきたが、17年11月、トランプ米大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席の首脳会談の際に、中国が最大75%出資する合意が結ばれ、事業が動き出した。18年3月には中国銀行、中国投資(CIC)、中国石油化工集団(シノペック)など中国政府と関わりの深い企業のビジネスマン約40人が現地を視察した。

 しかし、過度な中国依存への懸…

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