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(7日、高校野球 津田学園3―1静岡)

 最後まで球威は衰えなかった。九回1死。静岡の樋口の打席で、津田学園の前の球はこの日の自己最速に並ぶ145キロを計測。2死一塁となって最後の打者を三ゴロに仕留めると、右拳を力強く握った。完投。だが、自己評価は辛めだった。「40点くらい」

 昨夏は三重大会初戦でサヨナラ負け。今春の選抜は初戦で先発し、延長戦で敗れた。「体力の無さを痛感した。体作りを徹底してやった」。地道なウェートトレーニングなどで体重は昨夏から約10キロ増。最高球速も10キロ伸び、152キロにスケールアップした。

 ただ、序盤は「体の感覚が軽かった」と本調子ではなく、制球もばらついた。それでも中盤以降、踏み込む左足にしっかり体重を乗せるよう修正し、11奪三振。二回には、自ら先制の2点二塁打も放った。

 この日、41歳の誕生日を迎えた佐川監督に約束通りの白星をプレゼント。履正社(大阪)との2回戦を控える13日は自身の誕生日だ。「次も自分が抑えて勢いづけたい」。再び勝利に導き、節目に花を添える。(甲斐弘史)

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 ○小林(津) 七回の守備で、先頭打者のフライを後ろ向きで好捕。自主的に同じような捕球練習をしていた。「練習の成果を出せて良かった」