難病患者や障害者、高齢者らが接客するカフェが11月、石川県野々市市内に1日限定でオープンする。スタッフ全員が認知症の「注文をまちがえる料理店」に着想を得て、県内の福祉団体が企画した、その名も「ごちゃまぜカフェ」。病気や障害の有無、年齢に関係なく、誰もが集い、失敗や間違いを許し合う場を共有してほしい、という。
カフェの開店は2回目。最初は昨年3月、白山市内で開かれた。
橋本希さん(38)=金沢市=はスタッフとして参加した。全身の筋力が落ちる難病「重症筋無力症」などで長く入院していた。カレーや水を運ぶことができず、紙の伝票も両腕で抱えるような状態だった。
そんな橋本さんを、同じスタ…