拡大する写真・図版バンコク中心部、アソークの交差点。乗用車もバイクも、今か今かと信号が変わるのを待つ=7月12日、バンコク、染田屋竜太撮影

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 世界最悪とも言われるタイ・バンコクの交通渋滞。あまりの深刻さにタイ政府は、長年続く、警察官の手作業に頼った信号システムの改革に乗り出した。選ばれたのは、日本で使われている技術だ。(バンコク=染田屋竜太)

 「今日も3~4時間は渋滞の中。待っている間に売り上げが逃げていくと思うと悔しいよ」。バンコク中心部で7年間タクシー運転手をしているウェーラ・セーコーさん(60)は目の前に延々と連なるテールランプを見つめた。朝夕の渋滞はひどくなる一方。とくに金曜の夕方は普段15分程度で着くところに1時間以上かかることもざらだ。

 オランダの交通情報サービス会社「トムトム」によると、バンコクは1日平均では世界ワースト8位の渋滞都市。夕方のピーク時間帯では世界最悪だ。米配車大手ウーバーは2017年、バンコクの人が1日平均72分渋滞の中にいるとの数値を発表。約50兆円の国内総生産(GDP)の2~5%の損失が渋滞で生じていると試算した。

 タイ政府によると、バンコクの交通網で抱えられる車両はバイクなどを含め160万台。実際には乗用車だけで500万台以上が登録され、毎日600台ずつ増えている。主要道路から外れると細い一方通行が多く、車は滞りがちだ。

 タイでは一度伸び悩んだ新車販…

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