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 8月11日は「山の日」です。夏山シーズンの真っ盛りですが、安全に歩き通してこその山登り。遭難事故や高山病を防ぎ、山を楽しむポイントをまとめました。

遭難はなぜ起きる? 最多は「道迷い」

山登りで最も大切なことは無事に下山して家に帰ることだと思います。でも、残念ながら事故は頻発しています。国内の山岳遭難の統計をまとめている警察庁は6月、2018年の発生状況を発表しました。

 1年間の遭難件数は2661件(前年比78件増)、遭難した人は3129人(同18人増)でした。いずれも統計の残る1961年以降で最多となりました。

 遭難した3129人のうち死者・行方不明者は342人(同12人減)でした。でも、2009年と比べると、件数は約6割増、遭難者は約5割増で、いずれも大幅に増えています。登山道具の機能や通信機器は発達してきたのに、痛ましい事故は減っていません。

 これらは「山が危険」ゆえに起きているのでしょうか。たしかに滑落などによる事故は相次いでいますが、状況別で最も多いのは「道迷い」の1187人で37・9%にのぼります。

 道迷いが多い傾向は近年続いています。地図を携帯する、確認しながら歩く、といった迷わないための行動・備えがあったのでしょうか。「迷う」ということは登山者のミスが絡んでいる可能性があると言えます。

 また、遭難者を世代別に分けると、60代と70代がそれぞれ約22%を占め、60歳以上は全体の半数にのぼります。登山は中高年世代に人気ですが、比例して遭難も多いことになります。

 5月下旬に富山・立山の登山の起点となる室堂(むろどう)に行くと、登山届を提出する窓口や最新の山の情報を伝える掲示板があり、遭難防止を呼びかけていました。改めて気を引き締めて山に臨みたいと思います。

高山病を防ぐには 専門家が伝授する四つのカギ

 標高の高い所に行くと、酸素は薄くなります。標高3千メートルで低山の8割弱になります。心配になるのは高山病です。北アルプスや富士山に登るときは注意が必要で、早い人では2千メートル前後で発症すると言われています。防ぐポイントは、①水分補給②エネルギー補給③ゆっくりとした行動④意識的な呼吸の4点です。

 そう助言するのは、プロスキー…

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