中川壮
長崎市にあった旧校舎が原爆に遭い、教職員と生徒計140人余りが犠牲となった学校法人鎮西学院(長崎県諫早市)の高校生らが8日、平和への祈りを込め、長崎市から諫早市までの約30キロをリレーしながら行進した。姜尚中・学院長は「見えない壁ができた果てに核兵器がある」と、相互理解の大切さを説いた。
原則3年に一度で今回で7回目。旧校舎があった長崎市竹の久保町から諫早市西栄田町にある現校舎までを14区間に分け、学院の高校生や大学生らが歩いた。
JR長崎駅前での出発式では、姜学院長が「今の世界は、愛情や和解や共感よりは、憎しみや嫌悪や排他の気持ちが見えない壁を張り巡らせている。日本と隣の国のみならず、見えない壁ができている」と話した。「戦争では考えられもしないような恐ろしいことを人間はやってしまう。だから我々は、心の中に平和のとりでを作らなければならない」と呼びかけた。
鎮西学院高校3年の深川奨永さんが「核廃絶とあらゆる戦争を無くすために祈る」などとする平和宣言を朗読し、宣言文を田上富久・長崎市長に手渡した。(中川壮)
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