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 北朝鮮の国会にあたる最高人民会議が29日、平壌で開かれる。朝鮮中央通信が9日、同会議の常任委員会の決定として伝えた。同会議の招集は4月以来で、年2回の開催は珍しい。見通しが立っていない非核化をめぐる米朝協議の再開について金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長がどのような姿勢を示すか注目される。

 北朝鮮が年2回最高人民会議を開催するのは2014年以来。正恩氏は6月末、トランプ米大統領と板門店で行った会談で、非核化の実務協議再開で合意した。しかし、北朝鮮は今月20日ごろまで予定される米韓合同軍事演習への反発を強め、7月25日から4度にわたり飛翔(ひしょう)体を発射した。ポンペオ米国務長官は7日、「数週間以内に交渉のテーブルに戻ることを望んでいる」と述べ早期再開に意欲を示したが、北朝鮮側はこの発言に言及していない。

 4月11、12両日に開催された前回の同会議では、正恩氏が演説し、3回目の米朝首脳会談に意欲を示す機会になった。再選された正恩氏の国務委員長のポストを「最高指導者」から「国家を代表する最高指導者」に修正する憲法改正も議決された。(ソウル=武田肇)