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 広島と長崎で2度原爆に遭った「二重被爆」を追う記録映画「ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者」の上映が9日から、長崎市万屋町の長崎セントラル劇場で始まった。二重被爆した山口彊(つとむ)さん(1916~2010年)の孫で、映画にも出演している原田小鈴さん(44)は「たくさんの人に見てもらい、二重被爆について知ってほしい」と期待している。

 映画は、二重被爆を15年撮り続けている稲塚秀孝さん(68)による3作目。山口さんの証言活動を振り返るほか、被爆当時8~15歳だった3人の男女に体験を聞いた。山口さん亡き後、原田さんら遺族が語り継ぐ様子も紹介している。

 原田さんは「継承も作品のテーマになっている。なぜ被爆者じゃない人が証言するのかと言われることもあったが、風化させないために語り継ぐことが大事だと思う」と話している。

 上映は15日まで、午前10時20分からと、午後5時35分から。(大隈崇)