本田大次郎
ブラジル・リオデジャネイロに住む日系4世のミュージシャン、野村カカさん(36)は7月25日、初めて北海道に降り立った。北海道からブラジルに移民が渡って100年の記念ライブに出るためだ。
羽田空港で札幌便に乗り継ぐ直前、ライブに誘ってくれた音楽仲間の若本香織さん(43)が電話をくれた。「明日のライブ、カカさんの親戚が予約したみたい」。興奮する気持ちを抑えられなかった。
リオの自宅には、曽祖父と曽祖母の戸籍謄本が1通あった。〈土田儀三〉〈石川せつ〉。2人は旭川に近い別々の町の出身だった。結婚する前の2人が移民船に乗り合わせ、1920年に渡航していたことだけは、若本さんが調べてくれてわかっていた。
自分のルーツに触れたい。
旭川のライブ会場は小さなカフ…
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朝日新聞社会部