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 長崎市は、アスベスト(石綿)の疑いがある繊維物質が検出されたとして、7月末から禁じていた国史跡・端島(軍艦島)への上陸を10日から再開すると発表した。

 市観光政策課によると、7月12日の大気調査で繊維濃度が基準値を超え、31日に上陸を禁止。繊維物質が大気汚染防止法で「飛散防止対策」を義務づけるアスベストかどうか再調査を進めていた。8月3日の検査の結果で繊維物質は石膏(せっこう)と塩化ナトリウムと分かり、上陸を認めることにした。

 7月の調査で高い繊維濃度が出たのは、調査前日にコンクリート表面の石膏や海水の塩分が雨水で溶け出し、調査日の晴天で結晶になって多く舞ったことが原因とみられるという。(横山輝)