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 大阪府警南堺署で6月、公用車が私的に使われたとして、府警が内規違反の疑いで調査していることが、府警への取材でわかった。同署の課長を務める警視の指示で女性署員が自宅と署を往復したという。

 捜査関係者によると、警視は6月13日午前4時ごろ、当直中で休憩に入っていた署員2人に、酒に酔って気分が悪くなった女性署員を公用車で自宅まで送るよう指示。警視も同乗し、女性が自宅で着替えるのを車内で待ち、勤務時間に間に合うように午前6時40分ごろ、再び南堺署へ戻ったという。

 警視は前日の12日夜、この女性署員を含む複数の部下と飲み会に参加。署に戻った後、女性署員が体調を悪化させていた。ガソリン代と高速道路の料金は女性署員が支払ったという。

 朝日新聞が情報公開請求で入手した南堺署作成の「運転日誌」の6月13日付の記録には、公用車使用の「承認者」と「車両の鍵の返納確認者」の欄には別の課長で、当直責任者だった警部の姓が押印されていた。走行距離は93キロ、行き先は「吹田」とあった。

 同署の森前俊也副署長は「不適切な公用車の使用があったが、詳細は調査中で答えられない」と説明。府警監察室の担当者は「調査を進めており、結果を踏まえて適正に対応する」と話している。(飯島健太)