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 宝塚歌劇団で宙組トップを務め、2017年の退団後はコンサートやミュージカルで活躍する朝夏まなとさん。宝塚時代の本音や真相、新作舞台にかける思いを、たっぷり語ってくれました。

「番手」に固執せず、プラスに

 ――宝塚歌劇団に10位で入団し、新人公演で4回主演。前途洋々なスタートでしたね。

 入団時の成績は、子どもの頃から習っていたピアノなどの副教科が良かったから。新人公演の主役も、当時の私には身の丈に合わぬ大役ばかり。力不足を痛感し、「なぜ私なの」と一番思っていたのも私自身だったけど、そんなこと、考えている時間がもったいない。来てしまったものは、「やるしかない」。いつもそう思ってきました。

 ――2012年に花組から宙組に組替えした後は、トップスターに次ぐ2番手と明確にならない雌伏の時期も。フィナーレで2番手の羽根を背負ったのは、先代トップの退団公演が最初で最後でした。

 だからこそ、多くの役替(やくが)わりを経験できたんです。舞台「風とともに去りぬ」ではヒロインのスカーレットと、彼女が思いを寄せるアシュレを両方演じました。一作品で4役務めたこともあります。大変でしたが、多様な役を演じることで自分の可能性に気づき、芸域も広がった。ファンの皆さんはやきもきしたと思うけど、私は「番手」に固執していなかったし、経験が功を奏したと思っている。だからこの時期は、私には大きなプラスです。

 ――15年、宙組トップに就任。自らの役割を、「太陽」になぞらえた理由は?

 トップになる以前、「なぜ人は…

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