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 落語家にしてプロの漫画家。名古屋・大須演芸場で活動する雷門獅篭(しかご)さん(48)は、二つの肩書を併せ持つ唯一の人とされる。20代の頃は落語立川流の注目株だった。それがなぜ、「日本一客の入らない寄席」と揶揄(やゆ)された大須に流れ着いたのか。

 静岡県浜松市の出身で、大学進学を機に上京した。しかし、故立川談志さんにほれ込んで中退。1994年に弟子入りし、立川志加吾(しかご)を名乗った。99年、趣味で描いていた絵が出版社の目にとまり、漫画週刊誌「モーニング」で4コマ漫画の連載が決まった。異才ぶりが話題を集め、NHKBS番組にもレギュラー出演した。

 一方、前座からは抜け出せずにいた。他の一門は3、4年修業すると二つ目に昇進したが、立川流は講談や唄、踊りなどの習熟も課された。「落語以外の芸も高い水準を求められた。前座10年も普通で焦りもあった」

 入門から8年が経った2002年5月の晩。獅篭さんら前座6人全員が楽屋に呼び出された。

 「お前ら全員クビだ。(落語以…

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