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 米テキサス州エルパソで22人が殺害された銃乱射事件で、同州出身の白人の容疑者の男(21)が「メキシコ人を狙った」と供述していることがわかった。ワシントン・ポスト紙が9日、地元警察が作成した逮捕時の調書を入手したとして報じた。

 同紙によると、男は逮捕時、自動小銃のAK47を乱射してメキシコ人を狙い、複数人を撃ったことを認めたという。

 エルパソは、68万人の人口の8割がメキシコ出身などのヒスパニック系。事件では、少なくとも7人のメキシコ人が犠牲になった。事件のあった大型小売店のウォルマートは国境の検問所から車で約5分の場所にあり、多くのメキシコ人が国境を越えて買い物に来ることで知られていた。

 男は犯行の直前、ヒスパニック系が米国を「侵略している」などとする「犯行声明」をインターネット上の掲示板に投稿していたとされ、連邦捜査局(FBI)が「ヘイトクライム」(憎悪犯罪)や「国内テロ罪」の適用を視野に捜査している。(ニューヨーク=藤原学思)