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 520人の犠牲者を出した日航機墜落事故から34年がたった12日、現場となった御巣鷹(おすたか)の尾根(群馬県上野村)で遺族らが慰霊登山した。80歳を超えた高齢の遺族に交じり、事故後に生まれた若い世代や別の事故・災害の遺族らも墓標に手を合わせ、犠牲者を悼んだ。

 父昭司さん(当時50)を亡くした若本千穂さん(54)は、長男崚さん(27)の家族と4人で登った。墓標の前で昨年8月に生まれた孫娘の詩葉(しよん)ちゃん(1)が家族に加わったことを報告し、「また今年も元気に会いに来られて幸せです。見守っていてくれてありがとう」と手を合わせた。

 吉田公子さん(85)は、宝塚歌劇団出身の女優だった長女由美子さん(当時24)の墓標の前にあんみつを供えた。由美子さんは仕事柄、大好きな甘いものを普段は控えていたからだ。

 自宅には由美子さんの衣装やファンレターなどを置いた部屋があるという。「当時のものを見ると愛されていた娘の姿を思い出す。この事故を教訓に、安心して暮らせる世の中になってほしい」

 高浜雅己機長(当時49)の息…

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