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 ノルウェーの首都オスロ郊外で10日午後、イスラム教の礼拝所(モスク)に男が押し入って銃を発砲し、男性1人が負傷した。男は居合わせた人たちに取り押さえられ、警察に逮捕された。単独犯とみられ、警察が動機などを調べている。

 その後の捜査で男の自宅から、この男の親族とみられる女性の遺体が見つかった。警察は男が女性を殺害した容疑でも調べているという。

 欧州メディアが伝えた警察発表によると、男は地元在住の20歳前後でノルウェー国籍の白人。モスク関係者が地元メディアに話した内容によると、ヘルメット姿でショットガンのような銃2丁と拳銃を持ってモスクに侵入し、銃を発砲した。当時モスクにいたのは数人で、70代の男性が軽傷を負った。

 このモスクでは、今年3月にニュージーランドであったモスクをねらった銃乱射事件の後、防犯対策を強化していたという。ノルウェーでは2011年7月、オスロ郊外で開催中の政党の青年集会で男が銃を乱射するなどし、70人を超える犠牲者を出すテロ事件があった。男はその後、政府の移民政策に不満を抱いており「欧州をイスラムの支配から救うための犯行だった」などと話していた。(ロンドン=和気真也)